マリナ様が来てる!?
「MORRICHマリナ様が来てる!? 第14回」
井上MORRICHを御覧のみなさん、ごきげんよう。井上麻里奈です。私が出演しているオリジナルビデオアニメーション『コゼットの肖像』Vol.3が12月に発売になります。みなさま、是非、楽しみに待っていてください。 さて、今回も前回に引き続きまして、音楽を担当していただいている梶浦由記さんにお話を伺いたいと思います。それではまずこちらから御覧ください!
井上はい!それでは、前回に引き続きまして
梶浦本日もお世話になります
井上よろしくお願い致します
梶浦よろしくお願い致します
井上前回は本当に、音楽の話だけで終わってしまいました
梶浦そうですね。オーディションからシングルぐらいまでの話で盛り上がって
井上そうですね。結構話せるんだなぁって思って
梶浦いろいろありましたからね、1年間で
井上そうですね。もうついにシングルも発売してしまって
梶浦シングルになると当時思ってなかったんですけど
井上そうですね。最初はサウンドトラックに
梶浦シングルをいただいてね。麻里奈ちゃんすごいカッコイイ顔で写ってて。カラコンとか入れて。なんかしみじみしちゃった。これがあのオーディションのときに来た麻里奈ちゃんかーって
井上(笑)そう、もうみなさんに、見ていただいたみなさんに誰これ?って
梶浦あれカッコよかったよ
井上私もすごいあれ気に入ってるんです
梶浦ちょっと動物っぽいっていうか
井上確かに。ちょっとありますね。すごい曲の雰囲気にあってたな~、と自分で思って。しかも自分に見えないところが
梶浦あー。コゼットでもない、麻里奈でもない、って感じね。不思議な感じだった
井上確かにコゼットっぽくないですよね。一応、下ロリータの服も着てたりしたんですけど。今回、テーマがゴスロリということで。ゴスロリは?
梶浦言葉だけは知ってて。ゴシックホラー的な、世界観ていうのは嫌いじゃなかったですけど、そんなに詳しくはなかったですね。だいたい、ミュージシャン仲間にコゼットのサウンドトラックを録るときに、今回のテーマゴスロリなんですよ、って言うと、“ゴスロリ?”大体みんな、ゴスペルロリータ?とか(笑)
井上(笑)
梶浦ゴシックロリータって言葉がミュージシャンの頭の中には入っていないので、ゴスっていうとゴスペル!?とか。なんかみんな知ってるようで知らないような
井上ゴスロリという単語は、最近は浸透してきたかなって思うんですけど
梶浦そうですね。私もでも知ってたけど、ちゃんと見たことっていうか、あんまり理解してなかったかなぁって
井上今回の作品もVol.2まで発売しているんですけど、あの、梶浦由記さん、私は友達にすすめるときに、とにかく映像と音楽がいいよ!って絶賛してるんですけど
梶浦ありがとうございます
井上世界観にあってるっていうか。もうこれは、音楽ナシにはこの作品はないだろうと。ほんとに思うぐらい
梶浦使っていただき方が。私も1巻を見るまではどういうふうに使っていただけるのかな?って、やっぱりそういうのって、不安と期待でドキドキして
井上あの、音楽って先にできるんですね?
梶浦そうですね。初めにこういう音楽が欲しいって御説明、メニューって呼んでますけど、それを頂いて。合わせてつけて。例えば映画みたいなものの場合は、こっからここまで音楽何秒って決まってることが多いんですけど
井上秒数で!
梶浦映画とかはね。初めに映像が全部できてるものはね、ここから音楽が始まってここで終わる、いわゆる絵合わせというのもありますけど。アニメーション作品の多くは、こういう音楽で欲しいんです、大体秒数はこれぐらいって言うんで作って、それをお渡しして、音響の方がそれを作品にはめていって。だからそのはめていってくださる方の趣味ですごく変わるんですよ。それを決めるのが音響さんなのか監督さんなのか、いろんな方で決めるんですけど。今回は1巻を見せて頂いた時に、音楽の使われ方が素晴らしくて、メリハリが、ガーって音が出てくるところと、引くところと、何を見せたいか、何を聞かせたいかって主張がすごく素晴らしくって。なんて光栄な音の使い方をしてくださったんだろうってすごく嬉しかったです
井上じゃ、あそこが好きなんですよ。Vol.1で、永莉くんがグラスを手に取ったら血がドバーっと出てくる、すごい恐いシーンなんですけど。ふと気付くと目の前にコゼットが立ってる。すごい私この番組でたくさん言ったと思うんですけど、そのシーンが本当に好きで。何が好きかって言うと音楽が。ほんとにあそこの音楽が。初めて映像ができて、見させていただいたときに鳥肌が立つぐらい
梶浦絵も本当に綺麗だし、カットとかも面白いですもんね。効果音とかも。飽きないですよね。はじめ1巻いただいて、1回見てすぐ巻き戻してあと2回ぐらい見ちゃいました。これもう1回みたいって
井上私もそう。すごいなって思って。どこが、たまに、どこが音楽でどこが効果音なのかわからなかったし
梶浦すごいそこもね、いい感じに作ってくださって
井上Vol.1とVol.2で、だいぶすごい、音楽のせいもあるかもしれないんですけど印象が違って
梶浦そうですね。やっぱりVol.2は少しロマンチックな音楽をあえて、選んで使われてるかなって印象が強かったですね
井上Vol.1はすごい恐い感じ
梶浦ホラー。もともとコゼットは音楽メニューをいただいたときに、“え、いいんですか?”って思うぐらい明るい曲がなかったですね
井上どういうふうに?
梶浦大体ね、多少ホラーな作品でも、音楽のメニューの中には日常会話とか、明るい日常みたいな、そういう普通の曲のメニューが必ず1曲や2曲は少なくとも入ってるものなんですよ
井上え、そういうふうに来るものなんですか、メニューって。明るい日常会話。へえー
梶浦そうですメニューには一切明るいとか普通とかがなくて
井上(笑)
梶浦私ふだんわりと思い通りに曲を作ってしまう人間なんで。その私でさえ、すみません、普通の会話の音楽とかいらないんでしょうか?って思わず聞いてしまったぐらいホントにないんですよ
井上ないですね。そんなシーンも一切ないですね
梶浦言われたんですよ。いらないんでしょうか?って伺ったら、そんなシーンありませんので
井上(笑)
梶浦一笑されて、あ、作らなくていいんだって。すべてコゼット色一色というか。すごくね、ある意味作りやすくて。わりとその色が、統一されてるってワケではなく、例えば、白から黒まで。白黄色紫と、7原色すべてそろえてって感じだとしたら、コゼットの音楽って青の中でのバリエーションというか。例えば、青一色だけどいろんなバリエーションがあるっていう感じの作り方だったんですよ。明るい青なのか暗い青なのか、でもやっぱりここの色の中。コゼット色の中だったんで。すごい楽しかったですね
井上あの、メインテーマが、けっこうほんとになって、それがいくつかアレンジされているというか。それもすごい不思議な
梶浦淡々とした。コーラスの部分をベルで鳴らしてみたりとか。そういうのしてますね
井上そうなんですね。私もあの曲すごい好きで。すごいほんとにサントラが出るのがすごい楽しみで
梶浦ありがとうございます
井上友達もサントラは絶対買うよって
梶浦サントラは!? DVDも買ってもらわないと(笑)
井上DVD高いんで手を出せない友達が(笑)。すごい梶浦さんの曲が
梶浦でもね、この間サントラの選曲をやってたんですけど。すごく良かった(笑)
井上(笑)
梶浦自分で言うなって感じなんですけど(笑)。すごいこのサントラ、名盤かもしれないって(笑)
井上(笑)梶浦さんがおっしゃってるんで、みなさん是非!
梶浦御趣味はみなさんいろいろあると思うんですけど、12月の半ばかな?前半かな?出るようなので。よろしければ(笑)。くらーい気持ちになるかもしれないけど
井上私は、あれは欲しい。自分で絶対買おうと思ってる
梶浦是非、聞いてください。いい感じでコゼットの世界になってる
井上そうですね。どの曲聞いても、あ、これコゼットの音楽だって、私すごい思うんで。友達にすすめる時に、ほんとに音楽がいいから!
梶浦音楽も
井上あ、音楽も。映像とか他も。自分の演技をあんまり他の友達に聞かせたくないので(笑)
梶浦自分の演技とかがあると、少しは冷静に見れなくなっちゃうところもあるんでしょうね
井上そうですね。あまり、コゼットととして作品を見られないというか
梶浦自分を見ちゃうよね、気になって
井上見ちゃいますね。はい
梶浦こここうすれば良かった、ああすれば良かったとか思っちゃう?
井上思いますね。全部改めて聞いて。最初見たらまず落ち込みますね。次がんばろうって。でも、その自分の演技もやっぱり、映像やキャストさんの演技や梶浦さんの音楽でカバーしていただいているなって
梶浦難しい言葉多いよね、コゼットって
井上そうなんですよー!
梶浦大変そうだなーって
井上何この言葉?っていう
梶浦私はおしゃべりの仕事とかまったくやったことがないんですけど。コゼットとか台本いただいて、コレ私がやったら100回ぐらい噛むなぁーとか思いながら(笑)。難しそう
井上多分子供、10歳前後の子だと思うんですけど、よくこんな言葉を使えるなー、みたいな。自分で読んでて、最初読んだときには意味がわからなかったですね。で、Vol.3になるとさらにわからなくなるんですよ(笑)。ほんとに、先日、やっとみなさん、Vol.3は内緒にしておくよ、みたいな感じで教えてくださらなくて。この間、やっと台本がVol.3の台本をいただいて、やっと読んだんですけど
梶浦こう来たか?って感じ
井上そうくるの?っていう。読んだ瞬間からほんとに、Vol.3は大変なことになるなーって。さらにわからない言葉がどんどん増え
梶浦なるほどね
井上すごいほんとに出来上がりが楽しみ
梶浦コゼットっていい性格だよね。彼女の性格がすごく。ひたむきじゃないですか。少女らしいひたむきさみたいなものがコゼットって。ああいうひたむきさって少女にしかなかったじゃないですか。大人になるとああいうわりとその、視野の狭いひたむきさっていうか。ああいう感じがコゼットのすごい魅力だなって思って。見てるとツンと胸が痛くなるようなかわいらしさというかひたむきさ
井上そうですね。そんなところに永莉くんも魅かれたんですかね?
梶浦ですかね?
井上ラストがほんと気になりますねー
梶浦(笑)知ってるくせに。気になりますね
井上でも私、ラストよくわからないんですよね(笑)
梶浦(笑)ある程度、見てる方にどう取るかって選択肢じゃないけど、幅がある作品のほうが私は好きなのね
井上ラストはどう取ってもいいような最後で。で、またVol.1、Vol.2と音楽の雰囲気も違ったので、Vol.3もどうなるのかなってすごく楽しみなんです。音楽はもう全部
梶浦できてますよ。もう全部終わって。あとサウンドトラックも大体
井上ちょっとお話を聞いたんですけど、作品に、音楽をたくさん作るけど、その作品に出てくる音楽は全部ではないみたいな
梶浦そうですね。大体作ったものが全部使われるということは滅多にない
井上勿体無いですよね!プロデューサーさんも、それほんとに勿体無いから全部入れたい、みたいな
梶浦でもね、無理して全部入れていただくのも非常に難しいですよね。そのシーンシーンに合わせて作ってるわけじゃないので、ある程度予想しながら音楽も作っていくじゃないですか。こういう音楽が必要なんじゃないかって、それに合わせて作っていくワケで。そうなるとある程度少し多く作らなきゃいけない。予備というか。そうすると使われないトラックが出てくるのはまぁまぁ普通
井上でもすごい勿体無いですよね。全部聞きたいです
梶浦サントラにはほとんど。全部ではないですけど、いい曲から上から順にね(笑)入れたので
井上いい曲から順に(笑)。1番最初はメインテーマですかね?
梶浦そうですね。1曲目はメインテーマですね
井上メインテーマ入ってなかったらちょっと寂しいなと
梶浦とりあえず1曲目にがーんと。そこだけは何も迷わず1曲目はメインだよねって
井上私も楽しみです。サントラが聞けるのが
梶浦もちろん麻里奈ちゃんの歌も入ってます
井上(笑)これ挿入歌とか入ってるんですか?あ、こんなこと聞いていいのかな?
梶浦うーん……微妙ですけど入りません。言ってるし(笑)
井上(笑)微妙じゃない!全然微妙じゃないな
梶浦ちょっと挿入歌のほうは。あのね、けっこう長い曲なんですよ、「Ballad」
井上5分ぐらいありますよね?
梶浦ぐらいっていうか以上?
井上私「宝石」のほうが長いと思ってたんですよ
梶浦「Ballad」ゆったりですからね
井上そう。でも、実際聞いたら実は「Ballad」のほうが長くて
梶浦実はあの曲アレンジしたときにね、間奏を入れてたんですよ。間奏作って、これぐらいの長さちょうどいいんじゃないの?よし盛り上がった、終わった、と思ったら、8分半とかあって。さすがにそれは犯罪だろうと思って(笑)間奏全部取って。かっと抜いて
井上えー、でも聞きたかった!勿体無い
梶浦さすがにちょっとー、と思ってね
井上「宝石」も長いですよね
梶浦そう、だね。でも4分、5分ないのかな?
井上間奏が
梶浦あ、はい、すみません
井上(笑)
梶浦よく言われます
井上いえいえ、でも私は間奏が1番好きなんですけど
梶浦イントロと間奏とエンディング長いってよく言われます
井上でも、イントロすごい短いですよね?
梶浦あれはね、やっぱりすごい意識してます。ほんとに2小節ぐらい
井上たまにイベントとかで歌う機会があるんですけど。会場ちょっとザワザワすると入りそびれることがあるんですよ
梶浦(笑)ほんと、ごめんね?そうだね、あれ、イントロパン押しみたいな
井上しかもだんだんフェイドインじゃないですけど。だんだん入るんで逃すんですよ。1回、イベントで逃して、すいません、もう1回お願いしますって言ったことあるんですよ
梶浦申し訳ないことをしたわ
井上でも1回入ってしまうと
梶浦あちらは、「Ballad」は長かったというのもあって入れにくかったんですよね、サントラには。だから、あれはシングルで
井上シングルのみ!
梶浦もちろんDVDのほうには商品化として使われると思うんですけど
井上CDで聞きたい方には是非、「宝石」のシングルのほう、よろしくお願い致します(笑)。宣伝しちゃった。ほんと、『コゼットの肖像』もVol.3、サントラももう少しで発売で。すごい寂しいんですけど。梶浦さんは、最近の御活躍がすごい。私、拝見させていただくんですけど。たまにホームページのほうにも書き込ませていただいて
梶浦私も麻里奈ちゃんのホームページの日記は
井上えー!
梶浦毎日じゃないですけど、やまに読んでテストだったんだなぁー、お友達とゴハン食べに行ったんだなぁーって
井上そうなんですよ。本当に日常の日記で。しかも毎日更新なので
梶浦毎日更新は大変だよね。たまに2~3日遅れてることない?
井上これ言っていいのかな?すごい遅れてるんですよ、むしろ
梶浦そうだよね
井上2~3日とかいうレベルじゃないんですよ
梶浦1週間後にいってみるとちゃんと書いてあったりしたり
井上たぶんね、正直な話、2~3週間ぐらいズレてるんじゃないかな。みなさんそろそろ気付いてらっしゃるんじゃないかな
梶浦ま、でもね。最終的に1年後に振り返って、ちゃんと毎日あれば、毎日更新ってことに、歴史的にはなる
井上一応毎日更新、そうですね。ほんとに2週間前の事が今日更新されてたりするので
梶浦人間、帳尻合わせも大切ですからね
井上そうですね。日常の事なんですけど。最近の梶浦さん、最近わたしいろんなアニメ見るようにしてるんですけど。けっこう最近終わってしまった『MADLAX』など
梶浦そうですね。やらせていただいていました
井上私あれすごい好きで
梶浦ありがとうございます
井上すみません。他の作品のお話で(笑)。でも、挿入歌とかっていいんだなって思って
梶浦そうですね。やっぱり、日本語の歌、「Ballad」も日本語だし。耳に飛び込んでくるので。普通のBGMとかより、見ている人とか聞いてる人に近付きますからね
井上そうですね。曲もすごい盛り上がる曲なので。すごいわくわくしながら見ちゃいますね、画面。あの、CD、MADLAXのCDを2枚ほど出たのをいただいて。ファンの方にいただいて、聞かせていただいて、素敵だなーって思って
梶浦ありがとうございます。またあれはコゼットと国籍も違うし、テンポ感も
井上全然雰囲気が違って。でもやっぱりコーラスは(笑)
梶浦はい
井上不思議な言葉なんだなーって
梶浦あれも梶浦語満載で
井上あれも梶浦語。どこにでも出てくる梶浦語。次はどんな言葉が出てくるのか
梶浦最近おんなじ言葉が出てくるようになっちゃったんで、少し気をつけて変えるようにしてるんですよね
井上でもやっぱりパターンっていうのが
梶浦あるんですね。あるんですね。早いときのこういう言い回しが楽しいとか、そういうのがあるから。なるべくそういうのは変えるようにしてるんですけど
井上ほんとに、わたし、千葉妙子さんのCDも聞かせていただいて
梶浦ありがとうございます。いろいろ聞いていただいて
井上千葉妙子さんのCD、自分で買って。素敵だなーって。See-Sawも聞かせていただいて。いっぱいチェックしてるんですけど。すごいいろんな方の曲を書いて
梶浦そうですね。でも基本的にサウンドトラックのみなんで。BGMが多いですけど。たまに挿入歌とかも書かせていただいて
井上その、特に、人物、他の声優さんやアーティストさんの曲を作るとき、すごいそれぞれの方に合ってるっていうか、イメージが違うので。梶浦さんの曲だとしても、そういうイメージというのは
梶浦声。やっぱりボーカルさんの歌声って1番イメージをくれるんです。私だから、ボーカルさんの声を聞いて、いい声だなって思うと曲を書きたくなることがすごく多い。大体、挿入歌とか書かせていただくときは、その方の声をとにかく聞いて、その方が歌っていらっしゃるCDとかを聞いて。それが合うかどうかっていうよりは自分で、この声の人にはこういったメロディーを歌ってほしいなって書き方をすることが多いです
井上確かに、人物と言うか人によって、これは本当に梶浦さんが作った曲なのか?って思うぐらい
梶浦そうかな?そう言われると嬉しいんだけど、あんまり言われなくて。何やっても梶浦さんだねって言われることのほうが(笑)
井上そうですか!?私、千葉妙子さんのCD聞いたとき、全然違うなーって
梶浦あ、そうですね。さえこちゃんはプロデュースって立場でやらせていただいたんで。私がやりたいことっていうよりは、彼女になるべく合うことを、と自分では
井上そういう、やっぱり人によって曲を変えられるとか、素晴らしいですね
梶浦ありがとうございます
井上曲ってどうやって生み出されるものなんですか?
梶浦曲をつくるなんて簡単なことですよ
井上ええー!?
梶浦だって、今なにげに鼻歌うたってみて、それを譜面に起こしたらもうそれで曲じゃないですか
井上そのなにげない鼻歌が歌えないっていうか
梶浦たぶん、曲を作るのってそんなに難しくないんだけど、自分の作った曲の中で、どれがいい曲か見つけるほうが難しい。曲なんてピアノ弾いちゃえば適当にいくらでもできるんですよ。ギターでもいいし。だけど、要するに人に聞かせるときに、じゃ、どの曲を聞かせるのかっていう。たとえば100曲つくって、どの曲を聞かせるのかってときに、つまんない曲3曲聞かせたらなんだこいつ、つまんないヤツだなってなるし。いい曲を3曲聞かせたら、いい曲作るねってなるけど、問題はそのいい曲ってなんなのかって話じゃないかな。作るのは誰でも作るけど、そっから自分らしい曲とか、あるいは人にいいって思ってもらえそうな曲を、そこから自分の作った中から見つけだすかのほうが大事なんじゃないかなって思う。もの作るってそうだと思うな。いろんなアイデアの中からね
井上私ほんとに音楽を作れる方は素晴らしいなって思って
梶浦私は演技ができる方が素晴らしいなって思いますよ(笑)
井上でも演技は日常的なことじゃないですか
梶浦でもね、私にとっては演技より音楽のほうが全然日常だと思う。演技はね、できないよ。すごいと思うもん。それは多分お互いできないことへの憧れがあるのかもしれない
井上これから先、梶浦さん、たくさん、多分これから先すばらしい曲どんどん生み出されて。楽しみにしています。Vol.3にまず、どんな
梶浦そうですね。麻里奈ちゃんの今後の御活躍を
井上がんばります!梶浦さんの近況報告などを
梶浦そうですね。いまTVアニメーションで『舞-HiME』という作品の音楽を担当させていただいております
井上もう現在、放送
梶浦放送中ですね。来年もちょこちょこ、なんとなくいろんな事をやってますので
井上また梶浦さんの曲を楽しみにしています。はい、本日は本当にありがとうございました!
梶浦ありがとうございました
井上さて。この番組のノーカットバージョンはオフィシャルホームページにテキストで掲載されます。ホームページアドレスはこちらです。出るんです
梶浦こちらです!こちらです!
井上はい。梶浦さん、本日は本当にどうもありがとうございました!今後もよろしくお願いします
梶浦ありがとうございました。よろしくお願いします
井上それではみなさん、ごきげんよう
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